NC-R500a イベント&リポート

日本公開天文台協会(JAPOS)総会

(株)五藤光学研究所 冠木レオ

2007年7月12日〜14日に岡山県井原市美星町で開催された日本公開天文台協会(JAPOS)総会に天体撮影用超高感度カラーテレビカメラNC-R550aを持って参加した。

性能を文字で謳うよりも、実際の映像をご覧いただくのが一番と、懇親会会場の脇で即席観望・実演会を開始。NC-R550aを夜空に向けると肉眼より遥かに多くの星がとらえられ、天文台関係者からも驚きの声があがった。今回はビデオ撮影用ズームレンズを使用しての撮影。特に星座全体から天体へのズームできる撮影スタイルは望遠鏡では考えらないものであり、北斗七星の全景からミザール・アルコルまでズームアップ撮影する様子は、教育価値も高いと好評だった。

リアルタイムモニタリング効果

さらに面白い使い方としては、被写界深度が深い広角レンズの特性を生かし、カメラレンズの前に手や差し棒などで直接星を指差し、モニターを囲みながら「あそことあそこの間のあの星が〜」などという説明を画面上で行なう。この方法は星空観望のシーンでは非常に有効的だ。NC-R550aを使った星空のリアルタイムモニタリング。天体撮影用超高感度カラーテレビカメラNC-R550aによる天体ビデオは、夜空の下で本物の星空を楽しむスタイルさえ変えて行くかもしれない。 

NC-R550aによる超高感度撮影で蛍の光をとらえる

翌日は小雨となり、観望会ができなかったため、近くの小川にてホタルの撮影を試みた。場所は宿舎から車で15分くらいにある白糸の滝の脇。美山川にかかる橋の上から撮影を行なうことに。20:30頃に到着すると、すでに100匹ほどのホタルが小川のほとりから木立の周りまで乱舞していた。

天然のホタルがこれほど間近で群れている様子は実に壮観な風景だ。ホタルのいる場所は夜空よりはるかに暗い場所であり、被写体も動くので最適な設定を探るのは思った以上に難しい。STRAGE(蓄積)を上げたいが、×8より上げるとホタルの動きがコマ送りになりやすい。背景の森や小川が映るようにGAIN(感度)を上げるとノイズが多くなる。GAINをやや上げ気味にしてSTRAGEを落とすのがホタル撮影で臨場感を出るコツのようだ。

それにしても、ホタルの乱舞をいとも簡単に映し出してしまうNC-R550aの超高感度撮影能力には改めて驚かされた。