天体写真は1枚の静止画から、天体ビデオは多数のカットから1つの事象を表現します。臨場感という面ではビデオが優れていますが、高精細という点では静止画にはかないません。目的によって使い分けるのが理想的です。
微光の天体現象全般といえます。流星、星座、星雲、星団、銀河、天の川、黄道光、彗星、惑星、小惑星、人工衛星、星食、皆既月食などが挙げられます。
一般のカメラは最低被写体照度が数ルックス程度です。一方NC-R550aは最低被写体照度が0.0003〜0.000003ルックスと、およそ1万〜100万倍も感度があります。この圧倒的な高感度を利用して通常では写すことのできない天体の現象を、しかもビデオ映像で記録できるということです。
128フィールド(64フレーム、およそ2秒に1こま)が最大です。
写ります。肉眼で見るよりコントラストがついて見やすいでしょう。さらに光害カットフィルターをオプションで選定できます。このフィルターは撮影レンズの前に装着しますが、これによって市街地でもかなり天体が収録しやすくなることが試験観測で検証されています。ただしズームの広角側での使用はできません。
NORモードでは肉眼で見た感じに非常に近い映像として捉えられます。Hα線を透過するHAPモードで撮影しますと、銀塩写真のKodak E-100で捉えたような天の川の画像となります。
このカメラで捉える天体現象の内で最も華やかな現象が流星です。できるだけ広角のレンズで撮影しますが、例えば焦点距離4.6_、F/1.5のレンズで流星群のない夜に2時間半録画して、16個の散在流星を捉えた記録があります。主要流星群のある夜は、もう少し多い記録が期待できます。
可能です。一般的な輝度のオーロラでは動画モード(蓄積をかけずに秒30フレームで撮影)で充分撮影が可能で、オーロラの微妙な動きが表現可能です。
使用する光学系によります。充分離れた二重星であればズームレンズでの撮影も可能です。接近したものでは望遠鏡が必要になります。ただし望遠鏡の回折限界に近い、接近した二重星の観測にはビデオでの観測はお勧めしません。アルビレオ(白鳥座ベータ星)などは、色の対比が実に美しく写ります。
プロモーションDVDには載せておりませんが、接触の観測を行った実績があります。NC-R550aは非常に有効です。
可能です。ハーシェルプリズムやNDフィルターで充分減光してカメラに光を入れてください。また、カメラ自体に直接太陽光線が当たらないようにしてください。NC-R550aは元々低照度の現象を捉えることを目的としたものですので、非常に輝度の高い現象に使用しても、通常のビデオカメラの映像を越える画像とはなりません。
カメラの感度を48dB程度に上げると、F/1.5のズームレンズで非常に滑らかなズーム感を表現することができます。しかし48dBで収録した画像はかなりノイズで荒れています。ビデオとして鑑賞する場合は36dB程度が限界であると感じています。その場合感度の不足分を、蓄積を上げることによって補わなければなりません。
蓄積を上げた場合、天体をズームイン(アウト)する場合に中央の目的天体は静止していますが、周囲の星は放射状に流れてどの星座をズームインしているのか分からなくなります。このための策として考えられたのが間欠ズームです。段階的にズームして目的の天体が星座のどこに位置しているのかが表現できます。